クモ

今日俺はいつものように郵便の配達をしていた。
今日はいつもより郵便が多いのでやな予感がした。
そして、俺のそのやな予感は的中してしまった。
郵便が多いとゆうことは配達する場所が多いとゆうこと。
つまりジャングル(ここでは密林の奥地のような草木の生えたところにある家のこと)
にも郵便が来ている可能性が高い。
なぜジャングルに配達に行くのがいやか?
それは虫が凄いからなのと道の奥に入っていかないとたどり着けないため
自転車では入れない。
ハチやらなんやらえたいの知れない虫が大量にいるし、こっちに飛んでくる。
ちょっと油断すればクモの巣にだってひっかかってしまう・・・。
そして案の定、ジャングルにも郵便はきていた。
配達のため大量の虫が飛び交う中家を目指し険しい道を歩いていく。
「よし!あと2〜3mでポストだ!」ってところまでついたときだった。
ふと目を下にやるとそこには巨大なクモの巣が・・・。
「え!!こんなところにクモの巣!?ここの家の人外でねぇーのか!?」
しばらく歩いてなかったのだろうか・・・?道を巨大なクモの巣が占拠している。
「ここ通るのかよ・・・。無理だろ・・・。」
ただのクモの巣ならよかった・・・。
俺はそのクモの巣に巣食うクモを見て愕然とした。
「な、なんだこのでけぇークモは!!!???」
外にいるクモでこんなでかいクモを見たのは初めてだった・・・。
このクモのちっちゃいのならたくさん見たことがあった。
「あのクモってこんなでかくなんのかよ!!!!!」
そのときだった。そのクモの巣に一匹の虫がひっかかった。
するとものすごいスピードでクモがその虫まで飛び掛った。
「は、はぇー・・・。なんて速さなんだ・・・。」
驚いた。めちゃくちゃ速いスピードで虫のもとに飛んだのだ。
「こ、こえーよ・・・。なんだよ。このクモ。やべぇーよ・・・。」
そして捕まった虫は瞬時にクモ糸で繭みたいにされ、動けなくなっていた。
「この虫が俺だったら・・・。そう想像してみるだけで恐ろしくなった。」
だってありえねぇーよ。毛が生えてんだぜ?ふさふさした毛が。
こいつのちっこいのは毛なんか生えてなかったよ。
生えてなかったんだよ。父さん。子供のころは生えてなかったんだよ。
なのにでかくなったら生えてきたんだよ。ふさふさな毛が。
しかし、この郵便を届けないと次の配達先にいけない・・・。
いくしかない!意を決してクモの巣を足で踏み潰してぶっ壊した。
そしてダッシュでポストに郵便を入れて逃げた。
あーこえー・・・。もうあそこ配達しに行きたくねぇーよ・・・。
きっと次行ったらまたあのクモでかくなってる・・・。
毛も多くなってるに違いない・・・。
どうでしたか?今回の本当にあった怖い話。
次に経験するのはあなたかもしれない・・・。